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~ 住まい・建物・建築家・投資 のブログ ~

建築家「安藤忠雄」講演会が開催されました。

安藤忠雄の講演会が開催されました!

 先日、東京都千代田区丸の内にて、日本を代表する建築家「安藤忠雄」の講演会が、新型コロナウィルス対策でマスク着用に消毒と検温も行い座席間隔も空けて開催されました。大病をされたとはいえまだまだお元気で約1時間たっぷりとお話をしていました。安藤忠雄の建築といえば、雨に濡れる中庭を通って他の部屋に行く大阪の狭小住宅「住吉の長屋」が世界的にも有名ですが、今でも当時の施主が大切にお住まいになっているとお聞きしています、講演会では「自分だったら住まないですが」と冗談半分で話されていました。

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安藤忠雄先生は、元プロボクサーでもあり、独学で建築を学び一発で一級建築士に合格し、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを放浪した後、1969年に「安藤忠雄建築研究所」を設立し、個人住宅を中心に手掛け1976年に完成した「住吉の長屋」で日本建築学会賞を受賞されています。その後は寺院 教会 商業施設等を手掛け、私の同級生も結婚式を挙げた北海道の「水の教会」(1988年竣工)や、大阪の「光の教会」(1989年竣工)を設計し2017年には六本木の国立新美術館での個展で「光の教会」を再現したのを私も見に行きました。

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その後もアートの島と呼ばれている香川県直島の「ベネッセハウスミユージアム」(1992年竣工)設計し、神戸市にある「兵庫県立美術館」(2001年竣工)には2019年に高さ幅奥行全てが2.5mの巨大な「青いリンゴ」を設置し、目指すは甘く実った赤リンゴではなく未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青リンゴの精神でいたいとの想いの「青春のシンボルである」と仰っていました。

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ちょうど私がイタリアのミラノとベネチアに行った頃と重なりますが、ベネチア「テアトリーノ」(2013年竣工)と、ミラノのダウンジャケットブランド「デュベティカ ミラノ」の店舗設計(2014年)もしています。

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また来年もお元気に講演と設計をして頂きたいと思います!

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